卓越社会人博士課程制度
制度の概要
卓越社会人博士課程制度は、日本の学生が博士課程進学を諦める主な原因である経済的な事情やキャリア形成といった課題を解決し、本プログラムと企業等が一体となって博士人材を育てることを目的として作られた、日本で初めての制度です。
本制度では、優秀な学生を博士前期課程修了後(もしくは博士後期課程1年次終了後)に企業が採用し、同時に社会人学生として博士後期課程に進学させます。つまり、企業から給与をもらいながら、博士後期課程学生として研究を行うことができます。なお、博士号取得後も企業に継続して雇用されます。
毎年、本制度に関する説明会を実施しており、制度に興味がある学生は、説明会後、連携企業等との個別ミーティングを通して、研究内容に関するマッチングを十分に行ったうえで、本制度に申請を行います。
先輩の声
博士後期課程2年
(令和4年4月制度適用)
(令和4年4月制度適用)
卓越社会人博士制度を利用してみて、学生でありながら、様々な専門を持つ方々と交流、議論できるのは、この制度の特権だと感じています。
業務と研究との両立は、自身の専門と配属先の研究分野との関連があまりないと、2つの研究を同時並行で行うため、非常に大変です。ただ、興味がある研究分野であれば、自分の専門分野がもう一つ増えるとも捉えられ、先輩や上司と議論しながら、企業の成果に貢献できることにはとてもやりがいを感じます。